ヴァイマル郷愁
2008年6月20日 徒然なるままになんだっけ? コメント (5)ここ1週間4時寝なんですけど
眠くて仕方有りません
睡眠って大切ネ!
はいどーも
祖丘です
今日は授業で聞いた面白い話をしましょうか
私は物理の授業を取っているのですが(数式はほぼ使わないというので取ってみた)
そこで透明人間の話が出ました
「透明人間は可能であるか」
丸々90分、透明人間講座
スゴク面白かったです
ここでいう透明人間は
『宇宙戦争』や『タイムマシン』を書いた
ウェルズという人の『透明人間』に出てくるようなのを指します
というか、コレを軸に話してました
一応断っておきますが
『ラブひな』のスゥが開発したような光学迷彩ではありませんのであしからず
…例えが間違ってる? キニシナーイ!
話を戻しましょう
さて、まず透明とはどういう状態の事か
話はここから始まります
今回扱う透明とは、人間に見える全ての光を通す事
光の吸収も起こりません
そして、媒質の境界面の反射は無視するとします
コレが今回の透明の定義
で、本題です
ウェルズの透明人間は薬を飲む事により、人体の構成素材を透明に変えてしまいます
ここで問題なのが、生物の構成素材で透明は可能なのか
答えはYES
現に、稚魚や海月などは完全ではありませんが、ほぼ透明です
人間の眼も、透明な部分があります
そしてもう1つ問題があります
薬を飲んで透明になっても、それぞれの器官が持つ機能は変化しないというのです
これがウェルズの『透明人間』で一番のフィクションなんだそうです
普通は(この言い方はヘンだけど見逃して)透明になったら
機能も変わってくるそうなのですが、それも起こりません
さて、この透明になる薬はどうやって人間を透明にするのでしょうか
答えは、光の屈折率を空気と同じにするのです
こうすれば屈折も起こらないし
屈折が起こらなければ反射も起こらないので、透明になったと言えます
ただし、今回のこの場合は空気中限定の話で
水中や真空中ではちょっと見えてしまいます
水なら水の、真空中なら真空中の屈折率に合わせないといけません
で、屈折率を合わせるとはどういうことじゃい、と言うと
密度を合わせるという事のようです
屈折率は物質の密度に関係します
密度がその物質と近ければ近いほど屈折率は低くなります
余談ですが、この理屈から行くと
水中生物で人間の眼では視えない生物がいてもおかしくない事になります
理由はめんどいので省略
閑話休題(←これなんか好き)
とにかく、透明人間の薬はそんなような効能があります
細かい理屈は自分で本でも読んで確かめてください
ちなみに私は読んでません
で、ここまでで透明人間の理屈を話してきたわけですが
ここから先は透明人間になった後の話です
「透明人間には、世界はどう視えるか」
普通に
透明じゃない人間と同じように景色を見ることは可能でしょうか?
答えは“否”です
これは眼の機能の問題なのですが
眼でモノを視るという事は
光が網膜に届き
網膜でその光を吸収、そして信号にして像を結ぶ
という事です
さて、ここで今回の透明の定義を思い出してください
「透明とは、人間に見える全ての光を通す事
光の吸収も起こらない」
注目するのは、最後の所
“光の吸収も起こらない”
モノを視るためには、網膜が光を吸収してくれなきゃいけません
透明だと、網膜は光を吸収できません
光を吸収するには、黒かそれにに近い色である必要があります
ちなみに身体が透けた稚魚の、目だけが異様に黒いのはそういう理由からです
よって、透明人間の視る世界は暗闇です
何も視えません
ただ、ウェルズの小説では眼の辺りにはうすぼんやりした黒いの(網膜)があったそうなので
彼の透明人間はモノが視えたようです
全部まるっと透明にしたんじゃないんですね
それと、透明人間になって外を歩くのは非常に危険です
特に街中
自分はちゃんと周りを視る事が出来ると仮定して
人混みの中を透明人間で歩くとします
……どうなるかは想像に難くないでしょう
人は周囲の障害物(他人など)を意識して歩調や方向を決定します
意識されなければ無いに等しいので
いきなり前後左右からぶつかられて、倒れて、何度も踏まれるなんて事も存分にありえます
下手すりゃ死にます
私はMじゃないのでそんなのは絶対に御免被る!!
まあ、今日聞いた話はこんな所ですね
以上で透明人間講座(祖丘による劣化版)は終了です
質問があっても、それは私に聞くのではなく
自分で調べてみるのが良いかと思います
その方が勉強になりますよ!(答えられないだけだろ)
あ、そうそう
授業の最後に透明人間になったら何をするかと言うアンケートがあったので
サックリ答えておきました
「映画館に行ってタダで映画を見る 他愛ない悪戯を繰り返す」
……超小市民
それでは
さらば! とうッ!!
眠くて仕方有りません
睡眠って大切ネ!
はいどーも
祖丘です
今日は授業で聞いた面白い話をしましょうか
私は物理の授業を取っているのですが(数式はほぼ使わないというので取ってみた)
そこで透明人間の話が出ました
「透明人間は可能であるか」
丸々90分、透明人間講座
スゴク面白かったです
ここでいう透明人間は
『宇宙戦争』や『タイムマシン』を書いた
ウェルズという人の『透明人間』に出てくるようなのを指します
というか、コレを軸に話してました
一応断っておきますが
『ラブひな』のスゥが開発したような光学迷彩ではありませんのであしからず
…例えが間違ってる? キニシナーイ!
話を戻しましょう
さて、まず透明とはどういう状態の事か
話はここから始まります
今回扱う透明とは、人間に見える全ての光を通す事
光の吸収も起こりません
そして、媒質の境界面の反射は無視するとします
コレが今回の透明の定義
で、本題です
ウェルズの透明人間は薬を飲む事により、人体の構成素材を透明に変えてしまいます
ここで問題なのが、生物の構成素材で透明は可能なのか
答えはYES
現に、稚魚や海月などは完全ではありませんが、ほぼ透明です
人間の眼も、透明な部分があります
そしてもう1つ問題があります
薬を飲んで透明になっても、それぞれの器官が持つ機能は変化しないというのです
これがウェルズの『透明人間』で一番のフィクションなんだそうです
普通は(この言い方はヘンだけど見逃して)透明になったら
機能も変わってくるそうなのですが、それも起こりません
さて、この透明になる薬はどうやって人間を透明にするのでしょうか
答えは、光の屈折率を空気と同じにするのです
こうすれば屈折も起こらないし
屈折が起こらなければ反射も起こらないので、透明になったと言えます
ただし、今回のこの場合は空気中限定の話で
水中や真空中ではちょっと見えてしまいます
水なら水の、真空中なら真空中の屈折率に合わせないといけません
で、屈折率を合わせるとはどういうことじゃい、と言うと
密度を合わせるという事のようです
屈折率は物質の密度に関係します
密度がその物質と近ければ近いほど屈折率は低くなります
余談ですが、この理屈から行くと
水中生物で人間の眼では視えない生物がいてもおかしくない事になります
理由はめんどいので省略
閑話休題(←これなんか好き)
とにかく、透明人間の薬はそんなような効能があります
細かい理屈は自分で本でも読んで確かめてください
ちなみに私は読んでません
で、ここまでで透明人間の理屈を話してきたわけですが
ここから先は透明人間になった後の話です
「透明人間には、世界はどう視えるか」
普通に
透明じゃない人間と同じように景色を見ることは可能でしょうか?
答えは“否”です
これは眼の機能の問題なのですが
眼でモノを視るという事は
光が網膜に届き
網膜でその光を吸収、そして信号にして像を結ぶ
という事です
さて、ここで今回の透明の定義を思い出してください
「透明とは、人間に見える全ての光を通す事
光の吸収も起こらない」
注目するのは、最後の所
“光の吸収も起こらない”
モノを視るためには、網膜が光を吸収してくれなきゃいけません
透明だと、網膜は光を吸収できません
光を吸収するには、黒かそれにに近い色である必要があります
ちなみに身体が透けた稚魚の、目だけが異様に黒いのはそういう理由からです
よって、透明人間の視る世界は暗闇です
何も視えません
ただ、ウェルズの小説では眼の辺りにはうすぼんやりした黒いの(網膜)があったそうなので
彼の透明人間はモノが視えたようです
全部まるっと透明にしたんじゃないんですね
それと、透明人間になって外を歩くのは非常に危険です
特に街中
自分はちゃんと周りを視る事が出来ると仮定して
人混みの中を透明人間で歩くとします
……どうなるかは想像に難くないでしょう
人は周囲の障害物(他人など)を意識して歩調や方向を決定します
意識されなければ無いに等しいので
いきなり前後左右からぶつかられて、倒れて、何度も踏まれるなんて事も存分にありえます
下手すりゃ死にます
私はMじゃないのでそんなのは絶対に御免被る!!
まあ、今日聞いた話はこんな所ですね
以上で透明人間講座(祖丘による劣化版)は終了です
質問があっても、それは私に聞くのではなく
自分で調べてみるのが良いかと思います
その方が勉強になりますよ!(答えられないだけだろ)
あ、そうそう
授業の最後に透明人間になったら何をするかと言うアンケートがあったので
サックリ答えておきました
「映画館に行ってタダで映画を見る 他愛ない悪戯を繰り返す」
……超小市民
それでは
さらば! とうッ!!
コメント
ウェルズの児童書版を読んでね、それに仕組みが書いてあったw
あと、血まで透明になると、酸素が運べなくなるらしい。
血が赤いのは、ヘモグロビンの、錆び、つまり酸素と化合して運んでるから、ってのらしいんだが、
それがなくなる=酸素が運べない=酸素がいきわたらなくなる=酸素が要所に来ない=死
ってことらしい
だから、死なずに透明人間になるには、血は赤いままでいなきゃいけないらしいんだが・・・・w
体中に張り巡らされる赤いネットの塊というか・・・w
これじゃ単なる歩く血管標本だなw
長文失礼w
ではさらば、あとは頼むw
どうだっけか
いたらキモイなぁ… 近寄りたくないわw
>イカだか蛸は血が透明に近いはずだったが
よくは解らんけど、彼奴等が赤い血を流してる所は想像し難いな
っつーか、見た事ない