「なあ、こんな話を聞いた事があるかい? ジョニー」

「どんな話だい? キッド」

「ある日、ユタ州のとある田舎町の男の子が父親にこっぴどく叱られた事を恨んで、『ぼくのパパが事故に遭って重態になりますように あわよくば死にますように』って呪いをかけたんだ」

「なんて根暗でヤバイ子なんだ しかも今時呪いをかけるとはこれまた…ミスカトニックにでも入学したいのかねぇ」

「HAHAHA! 随分とマニアックな事知ってるなぁ さては卒業生か?」

「違うよ」(マジな眼)

「OK、OK解った 落ち着くんだジョニー」

「…おっと、昔の癖が出てたみたいだね ところで、わざわざ話を持ちかけたからにはオチがあるんだろう?」

「そ、そうだ! 話の続きをしようじゃないか とにかく、男の子は呪いをかけた 自分の父親にね そしたらなんと、次の日に事故が起こったんだ!」

「なんだって!?」

「飲酒運転のトラックが暴走して、家に突っ込んだんだ」

「それは酷い…でも、それじゃ男の子も無事じゃないだろう」

「いや、それが無事なんだ」

「どうして? 遊びに行ってて事故の時にはいなかったとか?」

「違うんだこれが なんと事故が起こったのは隣のおじさんの家だったんだよ! 被害者もおじさん一人 意識不明になって病院に運ばれて、3日後に息を引き取ったそうだよ しかも男の子を叱った父親には何にもなかった」

「…男の子はさぞ頭が混乱したろうな」

「だろうねぇ 自分の呪いが本当になってしまったからね 予期せぬ人が対象になっていたとは言え」

「ところで、その男の子がどうなったかって話は知ってるかい?」

「いや、知らないな もしかして、この話知ってて付き合ってくれてたのか?」

「…まあ、そんなところだね それじゃ僕が後日談を聞かせてあげるよ」

「お、おう」

「その後男の子は―――(長いので中略)――― そして最終的に…」

「最終的に?」

「…ここにいる こうして、キッド 君と喋ってる」

「まさか…ずっと俺と喋っていたのは!?」

「君は頭の回転が早いね だから、疎まれる こんな風にね」

「俺が…俺がこんな所で……ッ」

はいどーも

祖丘です
 
 
先日紹介した漫画

『ヘタリア』のサイトを凪さんに教えて頂きました

感謝!

URL:http://www.geocities.jp/himaruya/t.html

往くがいい!

そして笑うがいい!!

…アメリカのお菓子を食べるには、

少し覚悟を決めてかかる必要がありそうな気がしました

あんな色彩豊かなお菓子、「あ、おいしそー」とは食べられません

粘土じゃないかと疑ってしまいます

……あれ食べ物ですよね?
 
 
それでは

さらば! とうッ!!

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